【目を閉じて叫ぶ友人と枯れた森】

料理人は夕方にうつむく
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息絶え絶えで体操する母さんと冷たい肉まん

友人とお昼時に待ち合わせをしていた。
福岡駅のいつもの大きな広場。
そこで、30分くらい待たせることになると連絡が入った。
駅のこの場所は待ち合わせ地点なので、待っている人もどんどん約束の相手が現れる。
ウォークマンで曲を聴きつつ、その光景をじっと見ていた。
それでも時間を持て余して近くの喫茶店に入って、オレンジジュースを飲んでいた。
その後、同級生がごめんね!と言いながらきてくれた。
お昼どこはいる?と聞くと、パスタにしようとの事。
色々まわってみたけれど、入りたい店を探しきれなかった。

よく晴れた週末の午前にシャワーを
4年前から、鹿児島に住んで大型台風を非常に気にすることになった。
風の強さが全然違うからだ。
福岡に住んでいたことも千葉に住んでいたこともあるのだけれど、台風の風の被害が全然違う。
サッカーのゴールが転がり走ると話を聞いた時は、大げさだと思ったが、事実だった。
風速がすごい台風が通過した後は、ヤシや高い樹は道に倒れ、海沿いの道路はゴミでたくさんで車で走るのにも道を選ばないと走れない。
海沿いの家や旅館では、車両のガラスが破損したり、民家のガラスが割れ、風が入って天井が飛んだりと嘘だと考えていたようなことを見てしまった。
直撃せずにかすっただけでも風はとっても強く、古い家に住んでいると家の揺れる音がとても心配してしまう。

怒って体操する兄弟と擦り切れたミサンガ

娘の4歳の誕生日がもうすぐで、誕生日プレゼントをどんなものに決めようかを考えている。
妻と話して、体で遊ぶおもちゃか頭を使うものか洋服などにするかを決定しようとしている。
迷ってなかなか決められないので、実物を見て選ぶことにしたけど、がつんとくるものがなかった。
だけど、子供に見せてみたら、簡単に決めることができた。
トンネルの遊具に一生懸命になったから、それに決めた。
ただ、今住んでいる家が狭いので、一番小さな折りたたみ可能なやつに決定した。
販売価格が、わりと安かったので、よかった。

気どりながら熱弁する弟と気の抜けたコーラ
蝉もおとなしくなった夏の夜。
少年は縁側に座り、スイカを食べていた。
西瓜をかじっては種を外に向けて吐き出していると、ときおり種が飛ばずに、自分の足に落ちたりしていた。
横に置いたかとり線香の匂いと、星のよく見える蒸し返す夜、そしてスイカの味。
少年はそれぞれを堪能しつつ、この夏これから何をして遊ぼうか、と思っていた。

夢中で踊る弟と草原

普段、仕事や家事に手いっぱいで、そこまでゆっくりできる時間がない。
少しのフリーが持てても、自然に次の仕事の予定など、今後の詳細が心にある。
そんな状態で大きな時間ができると、めちゃくちゃワクワクしてしまう。
さて、この少しだけ空き時間をどうやって費やそうかと。
だいたい、ほとんどが、あれも、これもしたいという願望のみが重なり、全部は上手くいかない。
その上、私はマイペースなので、考えているうちに夜まで経過。
時は金なり、とは正によくいったものだと感じる。

よく晴れた週末の晩に想い出に浸る
名の通ったお寺の、斑鳩寺、つまり法隆寺へ訪れた。
法隆寺式伽藍配置も充分見せてもらい、立派な五重塔、講堂も見学できた。
博物館では、国宝指定されている玉虫厨子があり、予想していたよりも少しだけ小さかった。
法隆寺についてを勉強するにはきっと、膨大な時を欲するのではないかとみている。

涼しい平日の昼に外へ

元ブラビのビビアン・スーは、美しくて素晴らしい人だと思う。
もう30代も終盤なんて、少しも思えない。
過去に見たテレビ番組で、脳裏に焼き付いているのが、英語勉強中のビビアンが米国人からのインタビューに答えていたところ。
まだ学び始めたばかりみたいだったけれど非常に努力が見られた。
今頃英語だけでなく日本語も、すっかりペラペラなんだろうなーと思う。
ビビアン・スーの魅力は計り知れないくらいなのだ。

無我夢中で跳ねるあの子とよく冷えたビール
人によって、物の趣味や好みが存在すると思うが、どんなものか聞くのが大好き。
友人に質問してみたところ、お金、スベスベの下着、母の事が大好きとの事。
プラス、異性の血管の浮いた腕。
それにロシア語のひびき。
自分にはピントこない。
屋台のリンゴ飴、素肌に直接ニット、かなり薄めた香水、声の高い男女が好きだと、話してみた。
全く理解できないとの事だった。
まさにこれは、フェチという言葉がぴったりだという。

騒がしく熱弁する母さんと失くしたストラップ

ずっと昔の学生時代に見たシネマが、「ビフォアーサンライズ」で、日本でのタイトルは恋人までのディスタンスという。
20歳のお姉さんに、「とてもいい作品」と一押しだったDVDだ。
電車で偶然出会ったアメリカ出身の、イーサン・ホーク演じるジェシーと、フランス出身のセリーヌで、ほんの少しオーストリアを歩き回る話。
このストーリーの面白い部分は、これだ!という事態、もしくは盛り上がりなんかが、そんなに無いという点。
出会ってすぐという男女は、愛することとか生と死といったことについてじっくりぶつけ合う。
まだ高校生だった私は、まだまだ幼く、ただジーッと見過ごした映画だった。
実は、先日、偶然ツタヤにて発見し、懐かしく思い借りて再び見たところ大変感銘を受けた。
一番は、レコードショップで、ケイス・ブルームの曲を聞きながら視線を投げあうシーン。
ジェシーとセリーヌの帰国の際、要は、別れ際、そこで最後を迎える。
見た当時は心に響かなかったこの内容、時を隔てて見てみると、前回よりまたく違う見方になるのかもしれない。
その後、2人がレコードショップで聞いていたALBUMを、ネットより見つけて流している。

具合悪そうに走る彼と夕焼け
太宰の人間失格を読み切って、主人公の葉ちゃんの考えも分かるな〜と考えた。
彼は人だったら誰でも抱いている感情を、たくさん抱えている。
そんな部分を、自分自身に積み重ねないで酒だったり女だったりで、解消する。
物語の終盤で、居酒屋のマスターが、「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と言う。
その一言で、葉ちゃんは要領が悪いんだと、いつも可哀そうに思ってしまう。

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「姉ちゃん」のことを好きという人もいるだろうし、嫌いな人もいるはず。なにも思わない人も。君が感じる「りんごジュース」はどうなんだろう?

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